親が高齢になると、説得しないといけない場面が増えてきます。
親の介護が必要になり、親に施設に入ってもらう。実家の物を減らしてもらう。不要な保険を解約してもらう。などなど。
親の介護が必要になり、色々試しましたので参考になれば幸いです。
父親に施設に通ってもらうまで
父が認知症になりました。介護ができるのが母のみのため、父に施設に通ってほしいのですが、なかなか納得してくれません。こちらの事情を話しても、父の気持ちはさっぱり動きませんでした。
作戦を変え、父の気持ちに寄り添い「施設に行ったら好きな歌が歌えるよ。友達も出来るよ」と説得しました。兄の話は比較的聞いてくれるので、兄からも説得してもらいました。
最初は短時間で様子を見て、大丈夫だったら滞在時間を延ばし、お泊りを試し、と徐々に増やしました。人間は急な変化を嫌うそうなので、少しずつ変化させていきました。
今のところ、施設に行ってくれています。
実家の物を減らすまで
実家が物だらけで、家族5人が集まるスペースすらありません。父の介護について話したいのに、家では話せない始末。ある程度強行しないと物が減らせない、と判断しました。
断捨離・第一弾
まずは母に「物減らしなよ、暮らしやすくなるよ」と説得してみます。「いいのいいの。私が死んだら全部捨ててね」と言うばかりです。
試しに「押入の物、出してみようよ。捨てなくてもいいから中身整理しよう」「長居にかけてある服が押入に入ったらスッキリするよ。手伝うから」と伝えたところ、「そうねえ、、」と変わりました。
やるなら今だ!と兄もいたので2人で押入れのものを全出ししました。
「シーツ10枚あるけど、全部取っとく?これカビ生えてるよ」
「カビ生えてるのは捨てていいよ」
「お皿が箱に入ったままだから出していい?」
「いいよ」
「これ、使いやすそうだから使えば?」
「そうねえ、食器棚に洗って入れるからキッチンに置いといて」
※後日、この食器が使いやすかったとの事で、ほかの食器を捨ててくれました「虫にくわれてる服どうする?」
「さすがに着ないから捨てていいよ」
と、捨ててくれるものが増えてきました。
とにかく、使ってるものは捨てなくて良い。使わないものは捨てたほうがスッキリするんじゃない?暮らしやすくなるよ。と伝え続けました。
捨てる・捨てないの判断は母にして貰う。勝手に捨てない、を徹底しました。
断捨離・第二弾
タンスが何故か8個もある家だったので、タンスを減らすのを目的に帰省しました。タンスを減らすには、中の服を減らさないといけません。
ということで、母の服を一箇所に全て集め、状況把握してもらいました。「この中で着てる服を選んでいって。着てない服は取っておくか決めてね。」と伝えました。
「これ、ガジガジして、着にくいのよねえ」
「首周りがきつくて着にくいよのねえ」
私は思い出しました。母の部屋にコンマリ先生の本があったのを。
「かーちゃん、コンマリ先生もトキメクものだけ残せって言ってたよ!」
捨てる服が増え始めました。子供から買ってもらったけど、着にくい・使いにくい服が捨てにくかったようです。あげた本人たちからの「着てないなら捨てなよー 着やすいの買えばいいじゃない」で捨ててくれました。
少しずつ家がスッキリするのが気持ちよくなってきたのか、これは入らないわね!とスイッチが入ってガンガン捨ててました。ゴミ袋を開けるのが間に合わないくらいです。
説得は根気よく
面倒なことの説得は根気よく。相手のメリットを伝える。変化は少しずつ。仕事と一緒ですね!
下記のような行動をとると、相手の態度が硬くなってしまうそうです。
・怒る
・無礼な態度を取る
・非難する
・相手の話を聞かない
・相手を否定する
たしかに、母が父の行動にキレて怒りまくった後は、父の態度は固くなってました。毎日、父の問題行動に付き合ってる母は怒るのもしょうがないんですけどね。
お互いが楽しく暮らせるよう、家族で協力して行きたいと思います。
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